大浴場配管改修・ボイラーから50号給湯器3基へ交換工事

こんにちは!

 

シーエイド並木です!

 

本日も弊社Webサイトにお越しいただきありがとうございます!

 

さて、今回は企業の寮の大浴場改修工事のご依頼をいただきましたので早速その様子をアップしていこうと思います。

 

まず、何の工事依頼かというと、

 

①シャワーユニット3基を脱衣所に新設

 

②水漏れの疑いのある浴室内のカラン7基分の配管工事

 

③ボイラーから50号給湯器3基への交換工事

 

④水漏れの疑いのある大浴槽へ大型ポリバス2基設置

 

といった工事内容になります。

 

工事前の大浴場はこんな感じになっております。

 

 

めちゃブレてますが…

 

 

ビフォーは真剣に撮らなければいけませんね…

 

 

現在はこうなっております。

 

 

脱衣所もこのような状態です。

 

 

そして現在のボイラー室内の写真です。

 

図面で確認しますと

 

 

 

これだけではなかなか伝わりにくいと思いますので、図面に工事内容を記載してみます。

 

 

工事の全体図はこのような形です。

 

早速①のシャワーユニット3基新設工事の様子から上げていこうと思います。

 

施工前の写真です。

 

 

ここに800×1200のシャワーユニット3基を設置します。

 

なので、お湯と排水と換気扇の穴が必要になりますので壁に穴を空けます。

 

 

穴を空ける場所を確定させていきます。

 

 

場所が決まりましたので早速コアで穴を空けていきます。

 

 

20㎝くらいの厚みの壁ですがもう少しで空きそうです。

 

 

空きました。

 

 

床ギリギリでコア抜き成功です。

 

換気扇の穴も同じようにコア抜きしていきます。

 

 

これで全て抜き終わりました。

 

 

流石、素晴らしいです。

 

さて、シャワーユニットが来る前に、こちらの穴にお湯と排水の配管の準備します。

 

 

外の排水管の設置完了です。

 

次に中ですが、

 

 

手前の黒い太い管が『排水』で、青が『水』、赤が『お湯』で3基分をここまで用意しておきます。

 

次に、換気扇の設置工事にとりかかります。

 

 

ここに穴を空けて3基分の換気扇を設置していきます。

 

 

シャワーユニットに必要な電源も一緒に準備します。

 

 

流石、素晴らしいです。

 

準備万端です。

 

ここにシャワーユニットを組み立てていきます。

 

 

フレームを組みます。

 

その後、配管を繋いで、残りの壁などを組みあげたら完成です。

 

 

次はシャワーユニット周りの壁を作っていきます。

 

 

木材で枠を作成して、そこに石膏ボードを貼っていきます。

 

 

木枠ができましたので、次に石膏ボード貼りです。

 

 

今後のメンテナンスの為に点検口を左下に付けます。

 

 

流石、素晴らしいです。

 

ボードが入ると急に完成した感がでてきます。

 

そして、ボード部分に耐水性のクロスを貼って

 

 

完成です。

 

 

ようやく①のシャワーユニット3基新設工事が終わりました。

 

ここから本番の大浴場内の改修工事にとりかかります。

 

ではここから②カラン7基分の配管工事の様子です。

 

 

イメージとしまして、現在のタイルの上に新しい配管を転がして、それをタイルで覆い仕上げるといった工事になります。

 

 

新しくカランを取り付ける場所を確定させていきます。

 

確定しましたら、新しい配管を通す穴を空けていきます。

 

 

シャワーユニットと同じくコア抜きをしていきます。

 

この穴は現在のボイラー室に向かって空けています。

 

空けた穴から配管を通していきます。

 

 

配管は『水』『湯』『湯(保温循環)』の3本です。

 

保温循環は、給湯器からカランとの距離が長い為、なるべくすぐにお湯が出てくるように温度が下がると自動で保温して循環する為の管です。

 

ここの現場の最難関ポイントが工事時間は9時~17時という事と、夜は普通にこの大浴場を使用するといった大変なミッションだという事です。

 

なので16時半くらいから掃除開始です。

 

 

仕事とかそうゆうの抜きでプール掃除みたいで普通に楽しいです。

 

掃除が終わりましたらお湯を入れて、

 

 

工事中の場所はバッチリ養生して帰ります。

 

 

さて、翌日は残りの配管とタイル工事を行います。

 

 

この配管をブロックとモルタルで覆い、基礎を作っていきます。

 

 

タイル面を面で揃える為、1センチほど割りまして、その上に2液式の接着剤を使ってブロックを積んで固定していきます。

 

 

ブロックを積んだ後に、ベニヤで型枠を作りモルタルを流して土台を作ります。

 

その上にタイルを貼っていきます。

 

配管の所に丸い箇所も丁寧に円で割ってもらいました。

 

 

流石、素晴らしいです。

 

 

50角タイルが終わりましたので、あとは100角タイルを貼っていきます。

 

 

貼り終わりましたら最後に目地を入れて完成です。

 

 

浴室内の配管工事は、赤い部分にカランを取付れば完成です。

 

配管を埋め込んだ分が15センチ上がってしまってるので、そのまま取り付けると高過ぎるのでカランの取付を下向きに取付ます。

 

 

鏡も新規で取り付けます。

 

 

 

強力な両面テープとコーキングで貼り付けます。

 

そして、②カラン7基新規配管工事は完了です。

 

 

さて、続きまして③ボイラーから50号給湯器3基への交換工事にとりかかります。

 

既存のボイラーがこちらです。

 

 

とても、いかちいです。

 

 

普通に生活してたらまずお目にかかれないボイラーさんです。

 

年数も経っていて、最近では故障する頻度が増えた事もあり給湯器への交換工事です。

 

給湯器はボイラー室の中には置けないので、外に設置します。

 

置く場所はこちらになります。

 

 

ここの左側に設置します。

 

『湯』『水』『湯(保温循環)』『ガス管』『電気配線』をコンクリートの下に埋め込む為、既存のコンクリートを剥がします。

 

そこに配管を埋め込みます。

 

 

埋め込み終わりましたら、差し筋とワイヤーメッシュを張ってコンクリートを流します。

 

 

そこへ給湯器50号3基と増圧ポンプが搬入されてきました。

 

 

まずは給湯器を支える土台作りです。

 

 

もはや土台でカッコいいです。

 

給湯器を組み立てていきます。

 

 

中身すごいことになっています。

 

そして、設置完了です。

 

 

まず見た目がカッコいいです。

 

こちらを設置すればボイラー室内の複雑な配管はいらなくなるので、配管もだいぶスッキリすると思います。

 

そして同時にボイラー室内を通る配管の準備も行っていきます。

 

 

コアで1ヵ所抜いて、他2本は現在のボイラーから来ている配管の穴を通します。

 

ボイラー室内の配管の準備ができました。

 

 

最初、ボイラー室内を見た時複雑過ぎて圧倒されてたのですが、よくよく考えたらこの3本が給湯器とお風呂に繋がるだけですのでだいぶスッキリします。

 

 

配管の準備完了で③ボイラーから給湯器への交換工事完了です。

 

そして最後に④大型浴槽設置にとりかかります。

 

ウチに1カ月くらい保管していた大型浴槽を軽トラに載せて持ってきました。

 

 

こんな浴槽があるとはこの工事を請けるまで知りませんでした。

 

 

80キロあります。

 

4人ががりで持ち上げて積んで持ってきました。

 

しかし現場は車から大浴場までの間が芝生の為、古代のピラミッド作りからヒントを得まして、

 

 

芝生にコンパネを敷いて台車を噛ませて転がします。

 

そして大きすぎる為、普通のドアからは入らないので、ここのサッシを外して入れ込みます。

 

 

大浴場の引き戸も外して準備万端です。

 

 

結局7人くらに手伝っていただき、とりあえず脱衣所までいきました。

 

 

そしてこれを浴槽の中に運び入れます。

 

 

一旦、横に入れて、ブロックで排水管の通る道を上げて、

 

 

1基設置完了です。

 

そしてレーザーで勾配を見て、ブロックを固定していきます。

 

 

タイルのブロックでも活躍した、2液式の接着剤で固定していきます。

 

 

2つとも設置完了しました。

 

 

そして最後に浴槽の湯はり用の水栓を取り付けます。

 

 

こちらも裏からコア抜きで『湯』と『水』の2本の配管を引き、モールを準備して、先端に水栓を取り付けます。

 

 

取り付け完了です。

 

お湯もちゃんと出る事を確認し、全ての工事完了です。

 

 

既存のカランが付いていた場所はプラグ止めしております。

 

 

細かい部分はコーキングで処理しております。

 

 

大型浴槽の周りとその間には後日、樹脂材で仕上げる予定です。

 

 

真ん中の島は全ての水栓を外して、目隠し変わりにそのまま置いておく事になりました。

 

さて、仕上げです。

 

新しく配管した部分の目隠しとして、樹脂の枠材を加工して一流の大工さんに作っていただきました。

 

 

流石です。

 

大浴槽の周りの部分も同じく、樹脂の枠材で加工しました。

 

 

めちゃくちゃ良いです。

 

そして、最後に2つの浴槽の間の廊下部分を制作します。

 

こちらの材料は公園の遊具などにも使われる、合成木材で一流の大工さんに加工して作っていただきました。

 

 

流石です。

 

 

以上で全ての工事が完了しました。

 

本当に様々な素晴らしい技術を持った方達に支えられ、難しい工事でしたがなんとか乗り切る事ができました。

 

本当に感謝です。

 

シーエイドは少しずつではございますが、これからも勉強して成長していければとおりますので、皆さま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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